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1995〜 | 1993年に登場したスズキワゴンRは、新しい軽自動車のカテゴリーを作り、以後大ヒットなったが、実はそれより前からダイハツでは同じような企画が進んでいたという。結局、ワゴンRの対抗馬としてムーヴが発売されたのは1995年のことであった。4ドア+横開きリアドア、バンパーからAピラーへと延びる特徴的なフロントエリアの造形、ローダウン・カスタム仕様の設定、ターボエンジンの採用、スライド式リアシートなど随所にワゴンRとの差別化を打ち出していた。なかでもエアロパーツを全身にまとい、ローダウン化された掟破りのメーカー“シャコタン”仕様のエアロダウンカスタムシリーズは軽自動車のスペシャリティとして支持され、元祖のワゴンRも追随モデルを出すほどの人気車となった。 |
1998年〜 | ご存知の通り1998年に軽自動車の規格が変更され、各社一斉に新型車をデビューさせた。エクステリアはジウジアーロによりデザインされ、旧モデルよりおとなしめ。室内は左右独立のリアシートロングスライド機構、前後席独立リクライニング&フルフラットシートなど機能は多彩で、ラゲッジスペースと合わせて、高いユーティリティを発揮する。 足回りも高いレベルで、コーナーの安定感などはミニバン系のモデルの中でも随一。ステアリングの手応えもしっかりしており、走りと乗り心地の良さが両立されている。 搭載されるエンジンは旧モデルと同じく多彩で、中でも注目なのが新開発の可変バルブタイミング機構、DVVTを備えたエンジン。58馬力の直列3気筒DOHCで、ハイパワーかつフラットなトルク特性をもつ。 |
2002年〜 | 衝突安全技術の向上をフルに使い、室内幅を8cmも拡幅。それだけでなく「自動車対自動車の事故」を考え、クラウンとオフセット衝突させたほど。多少頑張りすぎたらしくボディーが硬くなり、公的な衝突安全性評価でベストの点数を取れなかったのはご愛嬌か。そのほか、軽自動車初のサイドエアバックやクルーズコントロールを一部グレードに採用するなど普通車並み。これまたフル装備にしたら200万円になってしまうのがご愛嬌。いずれにしろ軽自動車に賭けるダイハツの熱意を強く感じさせる。それでいて量販グレードの価格を低く抑えた。 |
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